犬用手作りスープの栄養バランスと与え方|経験による毎日のごはんに安心と美味しさをお届け!

「大切な愛犬には、できるだけ体に良いものを食べさせたい」
そう考える飼い主さんに今、注目されているのが「犬用の手作りスープ」。
ドライフードだけでは不足しがちな水分や栄養素を補い、食いつきもアップするとして人気です。
しかし「何を入れればいいの?」「どれくらいあげていいの?」「栄養バランスは?」といった不安の声も多いのが現実。
間違った作り方では、かえって健康を損ねてしまうことも…。
筆者の経験をもとに実際に上げてみた感想も紹介!
この記事でわかること
- 犬用手作りスープの栄養バランスと与え方
- 経験による毎日のごはんに安心と美味しさをお届け
【手作りスープの正しい作り方・材料・注意点】をわかりやすく解説します。
日常的な食事サポートから、老犬・病後の栄養補給にも役立つ情報満載です!
犬用スープが人気の理由|水分補給・栄養アップ・食いつき改善!

これはサーモン、カボチャなどを入れてます。
手作りの犬用スープが注目を集めている理由は、単なる「食の楽しみ」だけではありません。
体に必要な水分や栄養素を無理なく補え、シニア犬や食の細い子にも優しいというメリットがあるんですよ。
我が家のマダムもシニアの領域になり、いろいろ思考錯誤して与えています。
また、茶ちびちゃんはご飯へのこだわりがあるのか、ドライフードだけではおいしそうに食べてくれませんでした。

ドライフードはなんかいまいちなんだよね
そこで登場したのが手作りスープ!
ここでは、犬用スープがなぜこれほど人気なのかを、飼い主目線で詳しく解説します。
1. ドライフードだけでは水分が不足しがち
犬は人間に比べてあまり水を飲まない動物。
そのため、ドライフード中心の食生活では慢性的な水分不足になりやすく、結果として腎臓や泌尿器系に負担がかかるそうです。
我が家の4姉妹は比較的水は飲むほうなので、そこまで不足してる感はありませんが。
水も水道水はあまり飲まないので、水素水サーバーの冷たい水を好んで飲んでますよ。
それでも心配なので、スープを加えることで、自然に水分摂取量をアップでき、脱水や熱中症の予防にもつながるとのことで、初めてみました。
2. 栄養を“飲む”ことで体にやさしく吸収される
特にシニア犬や病後の犬は、「固形物を食べるのがつらい」「消化器に負担がかかる」といったことも。
スープなら、消化にやさしい状態で栄養を補給できるため、内臓にも優しく、体力回復を助けてくれます。

おなかにやさしいんだよ
また、茶ちびちゃんも堅いのが嫌なのか味が嫌なのかわかりませんが、スープをかけてあげることで食べっぷりが全然違います。
3. 香りで食欲を刺激!好き嫌い克服にも効果的
スープは温めることで素材の香りが立ちやすく、嗅覚の鋭い犬には食欲を刺激する最強のアイテムに。
「フードに飽きた」「食が細い」といった悩みを抱える飼い主さんにも、食欲アップの救世主として重宝されていますよ。
我が家のスープは野菜と魚が中心。
中でも、サツマイモやカボチャは甘い香りがしておいしそう。
城地美ちゃんは好き嫌いが多く、大根は直接与えると食べないんですが、スープにいれてあげると残さず食べてくれます。

味が違うんだよね
犬用スープにおすすめの基本食材と栄養の役割

これは、トウガン、タラ、ニンジンなどを入れてます。
犬の健康を支えるスープ作りにおいて、最も大切なのは「食材選び」です。
見た目や好みだけでなく、犬の体に必要な栄養素を考慮した構成にすることで、日々の健康維持に大きく貢献できますよ。
ここでは、一般的に言われている安全で効果的な基本食材とその栄養的なメリットについて詳しく紹介します。
なので、若干我が家の食材とは違うところもありますが、そのあたりも含めて紹介しますね。
1. 良質なタンパク源(肉・魚)
犬にとってタンパク質は最も重要な栄養素の一つ。
筋肉・皮膚・被毛・内臓などを維持するために欠かせません。
- 鶏むね肉(皮なし):低脂肪で消化にやさしい
- ささみ:アレルギー対策としても優秀
- 豚ヒレ・牛赤身:スタミナ補給に
- 白身魚(タラ、鯛など):低アレルゲンでヘルシー
📝ポイント
必ず骨や皮・脂身は取り除くこと!脂質過多や喉詰まりを防ぎます。
我が家のマダムは豚や牛を食べるとおなかの調子が悪くなりやすいのであまり上げていません。

なんでだろ?あわないのかなあ?
ですので、おさかな中心で、マグロやサーモンも入れてますよ。
体調に合わせて選択してあげてくださいね。
2. ビタミン・ミネラル豊富な野菜類
野菜は食物繊維だけでなく、ビタミンや抗酸化物質が豊富。
免疫力アップや代謝のサポートに効果的ですよ。
おすすめの野菜:
- にんじん:βカロテンで免疫力UP
- キャベツ:胃腸にやさしい
- かぼちゃ:抗酸化作用&甘みで嗜好性◎
- 小松菜:カルシウム・鉄分豊富
- ブロッコリー:抗がん作用も注目
これ以外にも、水分を多く含むとうがんなどもおすすめです。
❌NG野菜(犬が中毒を起こす危険あり):
- 玉ねぎ、ねぎ、ニラ、にんにく
- アボカド
- ぶどう、レーズン

NG野菜は絶対いれないでね
スープもコストがかかるので、我が家では、スーパーの見切り品や魚のあらを狙ってできるだけコストを抑えています。
また、夕飯の残りの材料をうまく利用していますよ。
3. 胃腸の働きを助ける炭水化物類
炭水化物はエネルギー源になるだけでなく、腸内環境を整える働きも。
- さつまいも:甘みで嗜好性高く、食物繊維が豊富
- かぼちゃ:整腸作用+βカロテン
- おかゆ(白米):消化しやすく、胃が弱った犬にも◎
📌炭水化物は全体の10~20%程度に留めましょう。あげすぎは肥満の原因に。
ついついさつまいもは大好きなので多く上げがちになりますが、注意しましょうね。

さつまいも食べるとおならがいっぱいでるんだよね
犬用スープの作り方|基本レシピとアレンジ例

上の画像はキャベツを中心にタイ、レンコン、トマトなどを入れてますよ。
はじめてでも簡単に作れるのが、犬用スープの大きな魅力です。
基本の調理法をおさえれば、季節や愛犬の体調に合わせてさまざまにアレンジすることも可能。
市販フードにひと手間加えるだけで、ぐっと満足感のある食事になります。
ここでは定番レシピからおすすめのアレンジまで、実践的な作り方を解説しますね。
基本の犬用チキンスープ(1食分)
材料:
- 鶏むね肉(皮なし) 50g
- にんじん 小1/3本
- かぼちゃ 少量(皮・種除去)
- キャベツ少量
- 水 200ml
作り方:
- 肉と野菜を細かく切る(火が通りやすくなる)
- 水と一緒に鍋に入れて煮込む(10~15分)
- 肉が柔らかくなったら火を止め、冷ます
- 粗熱が取れたらスープごとドライフードの上にかけて与える
📌 冷蔵保存:2日以内/冷凍保存:1週間程度
我が家はちびちゃんもいるので、野菜もお肉や魚も細かくしてあげてます。
このレシピは一般的な例であり、我が家では、小さめの鍋に半分から3/4位を目安に作ってます。
それをタッパに小分けし、冷凍保存しておき、次の朝と夜のごはんの時に挙げてますよ。

以外と適当だね
あとは、スープを全部タッパにいれてしまうのではなく、少しスープを残しておいて、4姉妹にあげてますよ。
毎日の楽しみなので、作らない日は不満顔全開!

スープおいしいんだもん
アレンジレシピ|季節や体調で工夫しよう
- 夏バテ対策:豆腐×小松菜の冷製スープ
- シニア犬用:すりおろし野菜入りおかゆスープ
- 免疫強化:かぼちゃ×鮭のβカロテンスープ
- お腹にやさしい:ささみ×キャベツの回復スープ
味付けは一切不要!香りと食材そのもののうま味でOKです。
与える量・タイミング・注意点まとめ

これはマグロですよ。
せっかく手作りしても、与える量やタイミングが間違っていては意味がありません。
栄養過多や逆に不足を引き起こさないためにも、基本的なルールを理解することが大切です。
また、衛生面の配慮も犬の健康を守るうえで非常に重要。
ここでは、スープを安全かつ効果的に与えるためのポイントを総まとめてみました。
スープの量はどう決める?
- 体重5kgの小型犬:スープだけで50~80ml程度
- 体重10kgの中型犬:100ml前後
- 体重20kg以上の大型犬:150ml以上
💡「水分補給+トッピング」の役割が主。主食ではなく補助として考えましょう。
一般的な例なので、体重管理をこまめにして増えてきたら少し減らすなど工夫してあげてくださいね。
また、減らすのも、ドライフードなのかスープなのかもワンちゃんの体調を考えてあげてください。
毎日あげてもいいの?
毎日でもOKですが、バランスに配慮を。
- 食事にタンパク質・脂質・炭水化物のバランスがあるか?
- カルシウムとリンの比率(骨や卵殻で調整)も重要
我が家では、毎日朝と夜のごはんにかけてあげてます。
さらに、作ったスープの余りを夜ごはんのあと、しばらくしてから上げてます。
食後のデザート的な!
保存・衛生面の注意点
- 必ず冷蔵または冷凍保存
- 解凍後は再冷凍NG
- 使う道具は人用と分けて清潔に保つ
犬は食中毒に弱いため、調理衛生には人以上に気をつけましょう。
こんな時はどうする?よくある質問Q&A
犬用スープを始めたばかりの頃は、さまざまな疑問や不安がつきものですよね。
「塩を入れたらだめ?」「フードと混ぜてもいいの?」「スープだけでもOK?」など、よくある質問にQ&A形式で丁寧にお答えします。
失敗しないための基本知識として、ぜひ参考にしてくださいね。
- Q. ドライフードにスープをかけても大丈夫?
-
はい、むしろおすすめです!
カリカリにスープをかけることで香りと食感が変化し、食欲アップにつながります。
- Q. 塩やだしは入れたほうが美味しくなる?
-
NGです。
犬にとって塩分・調味料は内臓への負担となります。素材本来の旨味で十分おいしく感じます。
- Q. 手作りスープだけで食事にしても大丈夫?
-
長期的にはNGです。
スープは補助食品。あくまで総合栄養食(ドライフードなど)と併用し、栄養の偏りを避けましょう。
- Q.体調の変化はある?
-
我が家のマダムはよくおなかの調子が悪くなったり、嘔吐したりしてましたが、スープを与え始めたら調子がよくなりました。
ドライフードの種類にもよるんでしょうが、ドライフードもグレインフリーのサーモン系にしていますので相性もいいのかもしれませんね。
【まとめ】犬用スープは“手軽にできる栄養ケア”!正しく作って毎日を元気に
犬用手作りスープの栄養バランスと与え方|経験による毎日のごはんに安心と美味しさをお届け!と題して紹介してきましたがいかがでしたか。
この記事でわかったこと
- 犬用手作りスープの栄養バランスと与え方
- 経験による毎日のごはんに安心と美味しさをお届け
手作りスープは、愛犬の体調やライフステージに合わせて調整できる、もっとも柔軟で効果的な“手作りケア”の一つです。
この記事を参考に、ぜひご家庭でも「美味しくて栄養満点」の犬用スープ作りを始めてみてください。
愛犬の健康と笑顔が、毎日のごはんから育まれていきますよ。
手作りスープは、健康維持・水分補給・食欲増進に役立つ愛犬思いのアイテム。
ただし、正しい栄養バランス・食材の選び方・与え方を守ることが何より大切です。
🐶 最後にチェック!犬用スープを始める前の3ポイント
✅ 食材の安全性(ネギ類などNG食材に注意)
✅ スープは主食ではなく補助食として与える
✅ 愛犬の体調や年齢に応じてアレンジする
愛情たっぷりのスープで、愛犬との毎日をもっと健やかに、もっと楽しくしていきましょう!